みなさまこんにちは、Nagara代表原賀です。
毎週更新のNagara開発記、本日のテーマは梱包。
ワクワクもスマートも、どちらも選べるようにしていきたいものです。
開封のワクワク体験と廃棄のシナシナ体験
ECサイトの運営で、案外気を使うのが梱包だったりします。
玄関のチャイムで呼び出され、ドアを開けた時に配達員から受け取る姿。
これこそがお客さまとECブランドの正真正銘のファーストコンタクトです。
そういうこともあって、EC業界では「到着・開封の体験をワクワクするようにデザインすることが、お客様の体験を良いものにするのである」というものが定説になりつつあります。
このこと自体は一理ありますし、Nagaraも特にギフトボックス等はその考え方をふんだんに取り入れてデザインしていたりします。
プレゼントは、開ける時がクライマックスですから。
しかし現実は諸行無常。開封時にワクワクを提供した包装資材も、役目を終えれば資源回収されゆく身です。
まことに残念ではございますが、資材が豪華であればあるほど捨てる時にちょっと困ってしまうのもまた事実。
という事で、開けた時のワクワクと、捨てる時の面倒さ、この双方を考えた上で包装資材を使い分けられるべきだという結論に至りました。
持続性とかエコとか
そして、梱包資材に関しては昨今さらに潮流が変わってきている節があります。いわゆるSDGsの考えが広がるにつれて、現在では「環境に優しい簡素な梱包」というものが付加価値として認識されつつあります。
環境問題に関しては世界中で力を合わせてムーブメントを生み出していることもあり、「配慮していると偉い」という"美徳"から「誰に何を言われなくても自分は配慮する」という"哲学"に変化しているように感じます。
そして今後は「配慮していることがあたりまえ」の"常識"と変わっていくんじゃないでしょうか。
個人的にも、家のゴミを集めて捨てる時に「1週間でこんなにゴミでたのか...なんか少しだけ後ろめたいな...」という気持ちが以前よりも育まれたように感じます。
人の幸せのために必要なものは作るけど、本当はいらないモノはそもそも作らない・使わないのが一番。
これは誰が見ても正しい。それならばそこに対してしっかりとNagaraとしても検討すべきだろう。
そう考えました。
簡易包装、はじめました
前段を受け、今後はNagaraも隙あらば過剰包装は控えるようにしていきたいと思っています。
という事で、Nagaraの簡易包装をはじめました。
なんだか最近はじめましたの話題ばかりで恐縮ですが、まだまだ伸びしろがあるという事で許してもらうこととします。
9個セット・10個セット・20個セットの購入の際に、包装の種類を選べるように設定しました。
実は既にひっそりと実装済です。
簡易包装はこんな感じ。
紙袋にそのままガサっと商品を入れてお送りいたします。
商品の特性やパウチの強度から言っても、致命的なダメージを負うことはほぼありません。「商品の品質を損なわず安全にお客さまに送り届ける」という包装の主機能は十分果たせるシロモノとなっております。
この包装であれば捨てるのも簡単ですし、捨てられるゴミ自体も減ります。
そして極めつけに弊社の梱包労力も少なくて済む。
お客さま、Nagara、地球のトリプルWin状態です。これは大勝利。
そんなわけなので、もし今後購入の際に「箱には別にこだわらないかな」と思っていただける方はそっと「簡易梱包を希望する」をお選びください。
その選択で、僕と地球が喜びます。
積極的な活動は大大的には実施しませんが、こういった「できることはやってみる」というのがNagaraとしてのSDGsスタンスです。
成長を前提とした持続可能性という概念自体はとても好みなので、これからも少しづつ模索していこうと思っています。
ひきつづきご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
Nagara代表 原賀 健史