Nagara開発記、本日のお話はホットハンディスープについて。
発売前からわかっていましたが、「冬」というのは一つの大きな壁でした。
お天道様にはかないません
Nagaraハンディスープの一般販売が始まったのは7月の下旬。
連日気温は30度を超え、太陽がアスファルトを焼き、若者がソワソワしだす季節です。
そんな状況下ではそのまま飲める冷製スープの需要はとても活発でした。
豊洲公園で行った販売イベントなんかでは汗だくのおじさまがクーっと一気にガスパチョを一飲みする光景を見ることも何度もありました。
しかし、季節はうつろうもの。
秋が来て、冬がやってきて、すっかり寒くなると明らかに外での販売の足が遅くなるのを感じました。
まあ、「冷製スープを冬場に飲みたいですか?」という点を考えると、この結果は妥当ですし、予想もしていたところでした。
幸いハンディスープは朝食やオフィス、勉強のお共等、多少寒くなっていても活躍の機会があるので、継続的に買っていただくこともたくさんありましたが、この問題自体は何とかしないといけません。
ホットハンディスープのジレンマ
「これ、あたためていいんですか...?」
これはハンディスープを紹介した際にお客様にたくさん聞かれる質問でした。
当時、ガスパチョとスムース・ラペの二種類しかラインナップが無かった時、この質問の回答には正直困っていました。
正直な回答は「ガスパチョは温めても美味しいけどスムース・ラペはあんまりおすすめできない」というもの。
柑橘の風味が強いラペは冷製のほうが美味しいので、こういう答え方になるのですがイマイチ煮え切らない。
ホット需要はあるし、それに一部答える解決策もあるのだけれども、2種のうち1種しか対応していない。大声で公式発信することを躊躇してしまうくらいには、歯がゆさを感じる状況でした。
救世主コーンポタージュ登場
そんな中、満を持して登場したのが「ピュアホワイトのコーンポタージュ」でした。
Nagaraのコーンポタージュは冷製でも美味しくいただけるように作ってありますが、ご想像の通り、もちろんホットでいただいてもとっても美味しいんです。
ラインナップが3つに増えて、ホットで美味しいものが2種類になる。
もちろんこの事実も発信の後押しになってくれますが、何よりも「あたたかいコーンポタージュ」というアイテムが最高なんです。
寒い中、あつあつでとろとろのコーンポタージュをゆっくりと口に運ぶ。想像するだけで心も身体もあたたまるすると思いませんか?
「あたためても美味しいスープ」として発信するのにこんなに適したアイテムは他にありません。
コーンポタージュの登場ではじめて、改めてホットについて堂々とお伝えできるようになりました。
パウチのままあたためるホットハンディスープ
コーンポタージュの発売前には、たくさんの人に試食してもらい意見をいただいております。その中でとっても多かったのが「パウチのままレンジであたためられたら便利なんだけど」という声。
これに関しては、正直盲点でした。
器の準備もいらず、気軽に手軽にあたたかいスープが飲めたら、それはそれは嬉しいに違いありません。Nagaraハンディスープのパウチは耐熱性に優れた特別性です。パウチの耐熱基準が問題ないことを確かめ、早速実験すると、すんなりうまく行きそうなことがわかりました。
「蓋を開け、パウチのまま電子レンジで1分程度温めれば、器いらずのホットハンディスープとしてお楽しみいただけます。」
なかなかぐっとくるメッセージです。
ただし、安心するのもつかの間。しっかりとこの情報をみなさまに届けるためのグラフィックやチラシを用意しないといけません。
このメッセージを発信できるとわかったのが、22年のクリスマス。コーンポタージュの発売までの約2週間強で、すべての準備を整える必要があります。
↓こういうイラストとか、手配するのも以外と大変なんです
結果としてはギリギリで、発売前日にギリギリすべてのパーツをそろえることができました。優秀な仲間に恵まれた上で、便利なサービスがある世の中だからこそできた芸当でした。(ラクスルさんには本当に助かってます)
正直間に合うかヒヤヒヤものでしたが、タイムリーにみなさまに情報を届けられて本当に良かったと感じています。
寒い日はホットのハンディスープ。
みなさまも是非試していただけると幸いです。
Nagara代表 原賀