ロゴ・パッケージを作りましょう

ロゴ・パッケージを作りましょう

ロゴやパッケージは商品の顔

一言で魅力を表現するのがキャッチコピーならば、一目で魅力を表現するのがパッケージやロゴマークです。これらはまさにブランドの顔。露出する量も大きいためインパクトがあります。

有名デザイナーにロゴを依頼した場合、コピー同様、1つ数百万円なんてものもザラですし、ユニクロのロゴを手がけた佐藤可士和さんの報酬は数千万円を超えるなんで話もあるくらいです。

ということでNagaraハンディスープもロゴ・ラベルの制作に入ります。
正直に申し上げると僕自身少しだけ舐めておりました。「腕の立つデザイナーに頼むことだし、こうシュっと素晴らしい案が出てきて、バババーンとすぐに決まるだろう」と思っていました。

はい。甘かったです。反省しています。

 

「何を表現したいか」が一番大事

ひとまずデザイナーさんに商品、及びコンセプトの説明をし「とりあえず簡単に作ってほしい」と依頼をかけ、いくつか提案をもらうことに。
「シンプルにしたい」という方針だけはあったので、いくつかのロゴ案をもらうことになりました。その例がこちらです。

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初期のロゴ案

流石はデザイナーです。どれもしっかりキレイだし、整っている。
わーすごいなーとのんきに一通りはしゃいだ後に、デザイナーから一言。

「それで、原賀さんはどうしたいの?」

正直ドキっとしましたし、その時はなんだか的を得ない言葉をつらつら発してしまった記憶があります。

デザインをはじめとした、表現手法はツールであり手段です。伝えたい印象、届けたい気持ち、抑えきれない感情。こういったものを誰か、時には自分自身に伝達するための道具です。

「何を表現したいのか?」ここがもっとも重要な部分ですし、そこに責任を持つのは当然デザイナーさんではなく僕の仕事です。

頭ではわかっていましたが、無意識にそこから逃げていました。

 

リラックス&エレガント

「パッケージやロゴを通してで何を伝えるべきか?」その問いの答えを探り、長い間頭を悩ませました。

自分のやりたいことを整理し、どういう人に好きになってもらいたいかを考え、出てきたテーマは「リラックス&エレガント」でした。

Nagaraハンディスープを好きになってもらいたい人は「多忙な生活を送っているが、豊かさへの欲求があり、知性や品格を持ちあわせている人、特に女性」。

そしてその人達に製品を通して感じてもらいたい印象は「食事のリラックス感とうれしさ」。

それらを総合的に考え導き出したテーマです。

テーマが決まれば後はスムーズでした。
フォントは細字で端々の丸みに愛らしさを持つものにし、ポタージュアートから着想したハートマークのあしらいをラベルに追加。透明部分を裏透けさせることでスープの色味を強調する。どんどんアイディアが湧いてきます。

僕自身はイラストレーターは使えないので、パワーポイントの曲線描画機能で見よう見まねで書いてみます。

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オリエンシート

我ながらめちゃくちゃしっくりくる...
デザイナーさんにこの資料を見せながら、全体を整えてラベルに落とし込みます。
そうして出来上がったのがこのロゴ&パッケージです。

 

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ロゴマーク

 

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パッケージ

 

こうして無事に納得の行くデザインに仕上がりました。
嬉しい事にいろんな人から「素敵なラベル」と言っていただいており、苦労した甲斐があったと感じています。

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