こんにちは。Nagara代表原賀です。
毎週更新のNagara開発記、本日のお話は販促活動について。
お客様に販売して、お金をいただくまでが商売なのです。
砂漠の真ん中で愛を叫んでも、人にはなかなか届かない
自社ECサイトの新規立ち上げは「砂漠の真ん中で店を作るようなもの」と例えられます。
現実の店舗の場合、地元の住民であったり、買い物客のような人通りがあることがほとんど。また、お店選びも「たまたま近くにあったから」という理由がとても大きなウェイトを占めます。例えば、あなたが普段買い物をするスーパーマーケットはおそらく日本一良いお店ではないはず。それでもそこに通うのは、職場からの帰り道にあるとか、家から近いとか、そういう理由なのではないでしょうか?
一方でECサイトに関しては近隣の住民も、通りすがりの人達も存在しません。
どんなに魅力的な商品を作っても、どんなに魅力的なサイトがあっても、何もしなければ誰にも知られることはなく、当然売上が上がることはありません。
商材的にも特に壁が大きく立ちはだかりました。例えば今流行りののシャインマスカットを取り扱っているお店であれば、まだ「お見舞いに持っていくシャインマスカットを探している人」にGoogle検索等で見つかる可能性も多いにあります。でも、今のNagaraの手持ち商材は「ハンディスープ」この商品はウチのオリジナルであり、まだまだ世の中にも浸透していなく、当然「ハンディスープを探している人」は世の中には(うちのお客様を除いて)ほとんど存在しません。
だからこそ、Nagaraにとっての一番の課題は販促活動なのです。
まずは色々試してみる
販促活動に関しても商品企画や開発と同じです。
「仮説を立てたうえで色々試す」これしかありません。
WEB広告を打ってみたり、インフルエンサー的な人に商品を配ってみたり、SNSを活用してみたり、b8taという面白い商品をたくさん取り扱うお店においていただいたり。ちなみに先行販売で実施したクラウドファンディングも試行錯誤の一環でした。
とにかく手探りで思いつく限りの手段を試していくと、いくつかの気づきを得ます。
①WEBで一目見ただけで興味を持っていただくのはとっても難しい事
②Nagaraハンディスープはしっかりと説明しないと魅力が伝わらない事
③一度味見をしていただければ高い確率で興味を持ってくれる事
④僕自身への興味を入口として買ってくれることも多い事
各種施策の手ごたえを総合的に判断すると、一つの有効策が導きだされました。
代表が手売りするのが一番伝わる
そう。その有効策とは「僕が直接手売りすること」です。
じゃーん。こんな感じです。いい顔で写ってますね。
百貨店の軒先やショッピングモールの中、駅前広場などなど様々なところに出張っていき、机一つ分のスペースをお借りして販売する。というような活動が最も手ごたえがありました。
僕自身、誰よりも自社の商品について詳しいつもりですし、作った背景やこめた想いなど、当事者でなくては語れない事もお伝えすることでNagaraハンディスープの魅力をしっかりと伝える事ができましたし、取り組み自体に共感していただけた方もたくさんいました。
元々NagaraはECサイトをメインに展開していく予定でした。
しかしながら、Nagaraの魅力はその手軽さと抜群の美味しさです。
その体験がより伝わるリアルチャネルを入口にするというのは案外理にかなっているのかもなという考えに至りました。
22年の9月ごろは出店施策のピークで、キッチンカーをお借りしたりもして、大変楽しいひとときでした。
お客様と直接お話をすることの重要性
この施策、商品やブランドの魅力を伝えやすいという事のほかにもとっても素晴らしいメリットがあるんです。
それは「お客様と直接対話できる事」。
ECサイトをやっているとお客様のリアルな声を収集するのって結構難しいんです。レビューやSNSでの投稿等は見ることはできますが、どしても少し外向きの発信であったりするので生生しさや、思ってもいなかったような気付きを得られにくいモノなんです。
一方で、目の前のお客様に商品を紹介して、試食をしてもらい、シーンを提案し、購入いただいた場合、生のコメントや表情、悩み事等とっても多くの情報を得ることができます。
実をいうと1月に発売したコーンポタージュもこの中での気付きでした。
「子どもにご飯を作るのが大変な時でもちゃんとしたものを食べさせたい。子どもが好きなポタージュ系の商品があったら助かる」というお声を複数いただきました。
僕自身子どもがいなかったですし、無意識にお客様のターゲットから外して考えていたので目からうろこでした 。
暖かくなってきたらまたやろうと思います
現在はばっちり冬の季節で、路上販売での冷製スープ需要も落ちてきているので、出店を控えていますが、暖かくなってきたタイミングでまた再開させようと考えています。
公式LINEやメール、各種SNSでも告知しますので、 もしあなたの街の近くに出店するときがあれば是非覗いてみてください。
そこで「実はブログとかたまに読んでるんですけど」とか言っていただけると飛び跳ねて喜ぶ僕を見れるはずです。
Nagara代表 原賀